2020年5月11日月曜日

【市議会】5月補正予算案「討論」

5月11日(月)に、「5月臨時議会」が開催されました。

新型コロナ対応の補正予算の審議がされ、全会一致で可決されました。
議会で議決されたので、今後すぐ、市の施策として実施されます。

以下、補正予算に対する市議団としての討論(採決にあたって、各会派がそれぞれの姿勢を述べる場。今回の臨時議会で討論を行ったのは共産党市議団のみ)です。

<討論> 

  日本共産党市議団を代表して「報告第4号」に対して賛成の立場で、提言・指摘を含めて討論します。

 【1】まず1点目として、「特別定額給付金」の支給に関してです。

 ①先程の質疑でも取り上げましたが、失業や休業等による生活困窮などにより1日でも早い受給が必要な市民に迅速に支給する為、他の自治体でも実施されている様に、市から「申請書類」が到着する前に、市のホームページから市民がダウンロードし、市に申請書類を送付できる様にする検討を求めます。

 ②また、今後の支給事務においては、DV被害により今回の給付金の“申請・受給者”とされている世帯主から避難している被害者への確実な支給や、避難先の漏洩防止などを保障する必要があります。この点に関する各種周知や、書類・窓口における対応は万全に行うよう、求めます。

 ③また、同じく先程の質疑でも取り上げましたが、4月27日の「支給基準日」以降に出生した新生児には、今回の給付金が支給されないという問題があります。新型コロナに伴う市民への大きな影響が当面続く中、他自治体で行われる様に、新たに子どもが生まれる世帯への、市としての追加の対応の検討を行うべきです。

 ④そして、同じく質疑でも取り上げましたが、県内も含めた他の自治体では、「ひとり親世帯」など経済的に厳しい世帯に対し、今回の「特別定額給付金」10万円とは別に、一律2万円や3万円を自治体独自に支給したり、「保育園・小学校の給食費の無償化」に踏み出す自治体もあります。海老名市は「小児医療費助成」や「新入生への学用品補助」などの先進的な諸施策をこれまで進めてきており、当会派としても従来より評価しているところですが、今後新型コロナに伴う地域経済・家計への大きな影響が長引くことが想定されるという新たな事態のもと、引き続き市として市民への必要な支援策の検討をあわせて行うことを求めます。

 【2】次に2点目として、今回の補正予算案では、「臨時休校」延長に伴う「学童保育クラブ」への財政支援が計上されています。今後も、大変な状況の中、大きな役割を持つ市内学童保育への財政面をはじめとした万全な対応と支援を、市として引き続き行うことを求めます。

 【3】最後に3点目として、「学校給食の中止に伴う補償」も行う、とされています。今後も新型コロナ感染症に伴い、引き続き学校給食も含めた市事業に関連する多くの関係事業者等への様々な影響が生じることが考えられます。こういった場合において、今後も関係事業者等の声や要望をきちんと踏まえ、市として必要かつ適切な対応を行うことを求めます。

   その他、「新型コロナウイルス感染症コールセンター」開設など、新型コロナ感染症に伴う市民・各団体・事業者への影響に対する市の対応として、必要な補正予算措置の専決処分であったということを理解し、ただいま述べました会派としての指摘・提言の検討も求めて、賛成の討論とします。(了)


 


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